椿の花つきをよくする剪定方法って?椿のお手入れについて解説します
2024/11/12
植物のプロが花を活かすお手入れを!
こんにちは!神戸市に拠点を持つ造園業者「塩崎造園」です。庭づくりのプロフェッショナルとして季節ごとの剪定や除草などのお庭のお手入れにも従事しています。
本日は、椿の手入れについてお話させていただきます。椿は品種にもよりますが11月~4月が見頃な事が多く、種類によっては9月~咲き始めます。赤やピンク、白など綺麗な花を咲かせる椿ですが、剪定を行うことでより美しい花を楽しむことができます。
ここでは、剪定を行う理由や適正時期、剪定方法などについて紹介していきますので、椿の剪定について迷われている方は参考にしていただければと思います。
目次
椿の剪定を行う理由
椿は適切に水や肥料を与えるだけで毎年花を楽しむことができますが、剪定を行うことで花芽をつきやすくすることができます。
また椿は剪定せずに放置してしまうと大きくなりすぎて樹形が崩れてしまったり、葉が生い茂り蒸れて害虫が発生しやすくなったりしてしまいます。場合によっては花が咲かなくなってしまったり、実がならなくなってしまったりすることもあります。
椿の剪定を行うことでこうしたリスクを下げ、花付きを良くしつつ美しい樹形を保った健康で丈夫に育てることができます。
剪定を行う適正時期
椿の剪定時期のおすすめは花が終わりはじめる3月~5月です。(品種によって開花時期が違いますが、一般的な椿の開花時期は11月~4月です)椿は新しく伸びる枝に花芽を付けるため、翌年も花を楽しみたい場合には花が終わってから2か月以内に行うようにしましょう。
6月以降は花芽が作られるため、なるべく剪定せずに育てると11月頃から花を楽しめます。
椿の剪定方法
椿の剪定は主に「透かし剪定」を行い樹形を整えてボリュームを抑えます。透かし剪定では、伸びすぎた枝やバランスの悪い枝などの不要な枝を切って樹形のボリュームを均一にします。全体の大きさやバランスを整えながら、日当たりや風通しも良くすることができるため、病害虫の予防にも繋がります。
透かし剪定で切る枝は大きく分けて下記の三種類です。
・長い枝
整えたいイメージの形からはみ出している長い枝は切り落とします。長い枝を切って整えることで椿全体を小さくし、理想の樹形や大きさに近づけます。
・混み合った枝
内側の方に伸びている込み合った枝は、放っておくと風通しを遮って病害虫が発生する原因につながります。椿の健康を維持するためには、こうした内側の枝を切り落とすことが大切です。混み合った枝を剪定する場合は、木の向こう側が透けて見える程度が目安になります。
・不要枝
以前剪定した枝の切り残しや交差した枝、弱々しい枝などを切り落としていきます。不要枝を切り落とすことで、椿全体に栄養が行き渡りやすくなり、花つきもよくなります。
椿の注意点
・冬の乾燥に注意
椿は品種にもよりますが冬の寒さや乾燥に弱い場合があります。乾燥を防ぐ手段としては、土を湿らせたり、根本に落ち葉を集めて被せるようにするなどの方法があります。
・病気に注意
椿は「すす病」にも注意が必要です。すす病はカビが原因で発生する植物の病気で、ほこりが溜まりやすい場所やじめじめした環境で発生しますので日陰で育てている場合には特に注意が必要です。またカイガラムシやアブラムシなどの害虫が発生していると高確率で発症しますので気を付けましょう。
まとめ
寒い時期の庭を鮮やかに彩ってくれる椿。椿は比較的手がかからない植木ですが、健康を保つため、美しい樹形を維持するためには剪定が欠かせません。
剪定は、樹形を整えて美しい見た目を保持してくれるだけでなく、風通しや日当たりを良くして病害虫を予防できます。正しく剪定を行って美しい椿を咲かせましょう。
椿の剪定なら「塩崎造園」にお任せ下さい
剪定には技術や知識が必要で手間もかかるので、ご自身でのお手入れが難しい場合はプロに任せるのもおすすめです。神戸市の造園業者「塩崎造園」では椿の剪定のご依頼もお受けしております。1本から剪定を賜りますのでお気軽にお声がけください。
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塩崎造園
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