甘夏の剪定時期とは?そのポイントについても解説|神戸市の「塩崎造園」が解説!
2024/11/13
こんにちは!神戸市の造園業者「塩崎造園」です。
本日は甘夏の剪定時期についてお話させて頂きます。甘夏は4月~5月に香りの良い白い花を咲かせ、12月~1月にかけて実ができ収穫できる果樹です。丈夫で病気や害虫被害も比較的少なく、庭に植えて花や実を楽しむ方もいらっしゃいます。酸っぱい夏みかんに比べるとそのまま食べやすいため、観賞用の他にも実を収穫して楽しむ事もできます。ここではそんな甘夏の剪定時期や注意したい害虫などについてお話させて頂きますので、これから甘夏を庭に植えようかと考えている方や既にお庭に植えている方は参考にしていただければと思います。
目次
甘夏の剪定時期は2月~4月
甘夏の剪定時期は2月~4月です。寒冷地では少し暖かくなってきた頃をねらって行います。甘夏の実は12月~1月くらいになりますが、収穫せずに4月ごろまで成熟させることで食べごろの甘夏を収穫する事ができますので剪定前や剪定と同時に実を収穫する事もできます。春先に増えた枝は避けつつ剪定を行いましょう。また、甘夏は実をつける年と付けない年がある場合があります。そこで剪定とは別に摘果を行う事で甘夏への負担を減らし毎年花と実をつけるように促す事ができます。摘果は7月ごろに行います。
甘夏の剪定方法
甘夏は樹齢によって剪定方法が違います。
【樹齢1年~3年】
主幹を切り詰めて長さを揃える切り返し剪定を行います。主幹を切り詰める事で主幹を中心に枝葉が横に広がりやすく、自然で綺麗な樹形になりやすくなります。また、不要な枝を減らす間引き剪定も行います。間引き剪定を行うことで必要な枝に栄養がいくように促すことでができます。
【樹齢4年~】
混みあっている枝を剪定する透かし剪定と夏から秋にかけて伸びすぎた枝の先端を落とす切り返し剪定を主に行います。不要な枝を落とす透かし剪定を行う事で風通しを良くし、病気や害虫の発生リスクを下げます。また1度実をつけた枝は実がつかなかったりついたとしてもあまり良い実ではない場合があるため、1度実をつけた枝も剪定します。剪定の際には枝先についた花芽を落とさないように気を付けます。
甘夏の剪定のポイント
・寒い時期の剪定には注意が必要
甘夏は寒さに弱いため、気温が低いうちの剪定には気を付ける必要があります。気温が低い中剪定を行ってしまうとその傷から内部まで寒気が伝わってしまい、樹木が弱ったり枯れたりする原因になる場合があります。そのため特に寒冷地で甘夏の剪定を行う場合には昼間の気温が上がる3月以降を目途に剪定を行うようにしましょう。
・強剪定は避ける
甘夏の枝葉が生い茂ってくるとスッキリとさせるためにたくさん剪定したくなるかも知れませんが、できるだけ強剪定は避け、間引き剪定や切り返し剪定で樹形や大きさを調整するようにしましょう。1度に行う剪定を軽くすることで光合成を阻害せず樹木の健康を保つ事ができます。
・剪定後には癒合剤を塗る
剪定後には切り口が傷口となっており、そのまま放置しているとそこから病原菌が入り込んで病気の原因になる場合があります。そのため剪定後には切り口に癒合剤を塗布し、切り口を保護するようにしましょう。癒合剤には切り口の治癒力を高める効果がある他、養分や水分の放出や病原菌の侵入を防ぐ効果が期待できます。
まとめ
甘夏の剪定時期と剪定のポイントについてお話させて頂きました。甘夏は上手く剪定し育てる事で毎年花や実を楽しむ事ができる果樹です。今回ご紹介したポイントに気を付けて甘夏を育ててみてはいかがでしょうか?
甘夏の剪定なら「塩崎造園」まで!
自分で剪定するのに不安がある場合や高さがあって危険がある場合等は業者に依頼する事をおすすめします。神戸市の造園業者「塩崎造園」では甘夏の剪定のご依頼もお受けしておりますので、お気軽にご相談ください♪
----------------------------------------------------------------------
塩崎造園
兵庫県神戸市東灘区西岡本1丁目14‐20-210
電話番号 : 080-6121-4344
----------------------------------------------------------------------