モチノキの剪定時期は?そのポイントについても解説
2024/11/29
こんにちは!神戸市の造園業者「塩崎造園」です。
本日はモチノキの剪定についてお話させて頂きます。モチノキは「三大庭木」のうちの1本で、特に和風庭園に合う樹木です。4月頃に開花し、雌株の場合は10月~12月に直径1㎝ほどの小さい赤い果実を実らせます。光沢があり厚い葉が防風林の役割を担うこともできます。生長は遅いものの萌芽力が強いため剪定に強く、もし樹形を立て直したくなった場合にも比較的建て直しやすい樹木です。本日はそんなモチノキについて、剪定におすすめの時期やポイントについてお話させて頂きますので、これからお庭にモチノキを植えようかと考えている方は参考にしていただければと思います。
目次
モチノキの剪定時期は2回ある
モチノキの剪定時期は1年のうちに主に「6月~7月」「11月~3月」の3回ありますのでご紹介いたします。
開花後の6月~7月の剪定
開花後の6月~7月はモチノキのメインの剪定時期です。6月~7月の剪定は新葉の伸びが落ち着いて新しい枝葉が固くなってくる時期で、この時期に剪定をすることで春に枝葉が伸びて崩れた樹形を整える事ができます。もし強剪定をする場合にもこの時期がおすすめです。不要な枝葉を落として風通しの改善を行い病害虫の予防のためにもこの時期の剪定は大切です。
11月~3月の冬の剪定
6月~7月の剪定後に秋にかけて枝が伸びて樹形が崩れた場合には11月以降に剪定を行います。この時期に強剪定を行うと花付きが悪くなる可能性があるため剪定を行う場合には樹形を整えるのみの軽剪定にし、また寒さが厳しい冬は剪定を避ける事をおすすめします。
モチノキは剪定が必要?
モチノキは剪定をおすすめします。その理由についていくつかありますが、主なものをご紹介いたします。
・モチノキは高く育つため
モチノキは常緑広葉樹で剪定せずに育てていると10mほどにまで生長する可能性があります。そのためお庭の限られたスペースで育てる場合には特に定期的な剪定を行い高さを調節する必要があります。
・病害虫の予防のため
剪定せずにモチノキの枝葉が茂ると風通しや日当たりが悪くなり、病害虫の発生原因となってしまう可能性があります。特にモチノキはカイガラムシの被害に合いやすいため、健康的にモチノキを育てるためにも定期的な剪定が必要です。
モチノキの剪定ポイント
・切り口には癒合剤を塗る
モチノキを剪定した後にはその切り口に癒合剤を塗って保護することをおすすめします。太い枝を剪定した後には特に切り口が大きくなり、そこから病原菌が入り込むリスクが高いです。癒合剤を塗る事で切り口を消毒し病原菌から守り、治癒力を上げる事ができます。
・密集している枝葉を落として風通しを良くする
モチノキは比較的丈夫な樹木ですが、カイガラムシやすす病の被害を受けやすいです。これらの病害虫は枝葉が茂っており風通しや日当たりが悪くなっている箇所から発生しやすいため、剪定の際には枝葉が密集している部分の風通しを良くするために枝葉を落とします。またすす病はカイガラムシの排泄物からかかるため、カイガラムシの被害には気を付けましょう。
まとめ
モチノキの剪定についてお話してまいりました。モチノキの剪定におすすめの時期は開花後の6月~7月で、強剪定を行う場合にもこの時期に行う事をおすすめします。モチノキは剪定せずに放置していると高く育つ樹木でもあるため、限られたスペースで育てる場合には特に定期的に剪定しサイズの調整をおこないましょう。
モチノキの剪定なら「塩崎造園」にお任せください!
もしモチノキの剪定に不安がある場合にはプロの業者に依頼するのもおすすめです。神戸市の造園業者「塩崎造園」ではモチノキの剪定のご依頼もお受けしております。1本から剪定可能ですのでお気軽にご相談ください。
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塩崎造園
兵庫県神戸市東灘区西岡本1丁目14‐20-210
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