和風の庭木にも人気の竹！目隠しやシンボルツリーなど活用方法についてもご紹介

こんにちは。神戸市の造園業者「塩崎造園」です。

本日は庭木としての竹の活用方法についてお話させて頂きます。

竹は和風や和モダンな雰囲気のお庭にぴったりの植物です。真っ直ぐ上に伸びた竹はスタイリッシュで風に葉がさらさらと揺れている様は涼し気で風情があり、庭木として採用したい方もいらっしゃるかと思います。

ここではそんな竹の活用方法や庭木として人気の竹の種類、また庭に竹を植える場合の注意点などについてお話させて頂きますので、庭木に竹を採用したいという方は参考にしていただければと思います。

・竹垣

お庭に竹を取り入れる方法として外せないのが竹垣です。竹垣は和風のお庭に溶け込むような自然な雰囲気の美しさがあります。様々なデザインで作る事が可能なため、純和風のお庭だけでなく現代的な和モダンのお庭などお庭の雰囲気に合わせて作成し設置する事ができる他、目隠しだけでなくお庭のデザイン性の向上としても使用する事ができます。また竹は強度が高い素材でもあるため、長期間美しい状態でおくことができます。

・生垣

竹は並べて植栽することで生垣としても活用する事ができます。（竹は横に枝を伸ばさないため、複数本並べて植栽する必要があります）竹で作る生垣はある程度隙間ができるため、葉が密集した生垣ではなく隙間がある生垣を作りたいという場合にも活用できます。ただし完全に目隠しをしたい場合には竹垣の方が向いています。

・シンボルツリー

竹はシンボルツリーとしても活用できます。すっと伸びたスタイリッシュな雰囲気を持つ竹は純和風のお庭から現代的な和モダンのお庭までシンボルツリーとして活躍します。シンボルツリーとして活用する場合は個性的な竹や高さがあまり高くならない竹を使用するのもおすすめです。

・キンメイモウソウチク

棹が黄色と緑の美しい縞状を見せるモウソウチクの変種です。棹の色合いが美しいため、お庭に植えられる他にも床柱にも活用されることがあります。またタケノコは食用にもなります。

・マダケ

マダケは古くから日本で栽培されている品種で、日本人にとっても馴染みが深い竹です。20m前後まで生長する大型の竹です。

・ヤダケ

ヤダケは節の膨らみが少なく、葉が大きく育つ竹です。小ぶりな竹でお庭に植える場合にもおすすめの竹です。

・ホテイチク

ホテイチクもヤダケ同様小ぶりな竹です。棹の下部が布袋様のお腹のように膨らむ事からホテイチクと言われています。タケノコを食用にする場合もあります。

・根が強い

竹はとても根っこが強いため、一度根付くと想定外のところから生えてきてしまう場合があります。場合によってはコンクリートやアスファルトを突き破ってタケノコが生えてきてしまう可能性もあるため、庭木として竹を植える場合には周辺の地中をコンクリート等で固めるなど根っこが広がりすぎないように工夫しましょう。

・日光ない場所では育ちにくい

竹が育つためには日光が必要なため、日当たりが悪い場所では枯れてしまう可能性があります。そのためお庭に竹を植える場合には日光が当たる場所を選ぶことをおすすめします。

庭木としての竹の活用方法についてお話させて頂きました。竹には多くの種類があり、その涼し気で風情のある佇まいは和風のお庭にぴったりで庭木として植えたいという方も多くいらっしゃいます。一方で竹は非常に根が強い植物でもあるため、場合によっては予想していない場所から生えてきたり取り除くのに苦労する可能性があります。そのため庭木として竹を植える場合には根付いた後の根っこ対策についても一緒に考えて工夫して植える事をおすすめします。