竹の剪定は必要ない?行う場合の時期や方法についても解説
2024/12/01
こんにちは。神戸市の造園業者「塩崎造園」です。
本日は竹の剪定についてお話させて頂きます。
竹は和風のお庭の雰囲気によく合う風情のある佇まいをしており、葉が風にさらさらと揺れる様は涼し気で庭木としても植えたいという方もいらっしゃいます。そんな竹ですが、剪定は必要なのでしょうか?
ここではそんな庭に植えた竹の剪定は必要なのかどうか、また剪定する場合のおすすめ時期や剪定方法についてお話させて頂きますので庭に竹を植えようか考えている方や現在お庭に竹を植えている方は参考にしていただければと思います。
目次
竹は剪定がいらない?
竹は樹木ではなく草の仲間のため、一般的な樹木とは少し考え方が違います。竹は自然に成長する様を楽しむ場合が多いため、樹形を整える事を目的とした剪定は不要です。ただ後述しますが竹は高さを調節しなければぐんぐん上に伸びていってしまうため、定期的に切り詰める必要があります。
竹の剪定時期は3月~5月
竹の剪定を行うおすすめの時期は3月~5月です。比較的いつ行っても大丈夫ではありますが、タケノコが芽を出してくる3月~5月に行うことで不要なタケノコも一緒に切り取る事ができるためおすすめです。
竹の剪定方法
・高さを調節し芯止めする剪定
竹はほっておくとどんどん高く育っていきますので、任意の高さで節を残しその節の少し上で切り詰めて芯止めし調整します。芯止めをすることで竹が上に伸びる成長を止める事ができます。高くなりすぎないように調整することで強風等で折れてしまうリスクを減らす事にもつながります。
・透かし剪定
葉が生い茂っており見栄えが悪くなっている場合には節から何本も出ている葉を数枚残して枝葉を落とすなどして透かし剪定を行うとすっきりとした美しい樹形を保つ事ができます。
・筍は根っこから取り除く
竹は非常に根が強いため、意図しない場所から筍が生えてしまう場合があります。その場合、不要な筍は地面から切るようにしましょう。地面から出てすぐの筍はまだ柔らかく除去しやすいので見つけ次第切って除去しましょう。
竹を庭木とする際の注意点
・根止めをする必要がある
竹の根はとても強く、根を張り巡らせてタケノコを生み出します。場合によってはアスファルトを突き破って生えてくることもあるため、お庭に竹を植える際には根止めを行うことをおすすめします。根止めをすることで予想外のところからタケノコが生えてきたり、近隣住民の敷地にタケノコが侵入してしまう事を防ぐ事ができます。根止めをする際にはコンクリートやポリプロピレン系硬質ゴムシートなどを使用して地中の40㎝~100㎝の深さまで壁を作ります。
・日当たりが大切
竹が健康的に成長するためには日当たりが大切です。陽の光が届かない場所ではせっかく竹を植えたとしても枯れてしまう可能性があるため、竹を植える場所にはある程度日が届く場所を選びましょう。
・定期的に新しい竹に入れ替える
庭木として竹を植栽する場合には、1本の竹をずっと大切にするのではなく、適度にタケノコを成長させて入れ替えていくことをおすすめします。新しい竹に入れ替えていくことで長期間竹を楽しむ事ができます。ただタケノコを好きに伸ばしてしまうと竹藪のようになってしまい美観を損ねるため、古い竹は間引いて全体の美観を整えます。
まとめ
竹の剪定についてお話させて頂きました。竹は自然に成長する姿を楽しむ場合が多いため、樹形を整えるための剪定はそこまで必要ではありません。ただ剪定をせずにいるとぐんぐん縦に伸びていきますので、ある程度のところで芯止め作業を行いましょう。また長期間お庭の竹を楽しむためには全てのタケノコを刈ってしまうのではなく適度に増やして新しい竹と入れ替えることも必要です。正しく竹のメンテナンスを行い、長期間竹の美しい姿を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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塩崎造園
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