剪定を行うなら夕方は避けたい？おすすめの時間帯や時期について解説

こんにちは！神戸市の造園業者「塩崎造園」です。

本日は剪定におすすめの時間帯や時期についてお話させて頂きます。

庭木の剪定を行う際、「夕方に剪定しても良いのかな」「いつの時期に剪定したらいいんだろう」と時間帯や時期に迷う場合もあるかと思います。剪定は樹木によっておすすめの時期が違う他、1日の中でも剪定におすすめの時間帯もありますのでご紹介させて頂きます。剪定は時期や時間帯を守ってその樹木に合った方法で行うことでより健康的な生育を促したり花や実の数を増やしたり綺麗な樹形を楽しむ事ができますよ。

気温が高くなってくる時期になると特に、涼しくなってきた夕方に剪定を行いたくなるかも知れません。もちろん夕方に剪定を行っても良いのですが、おすすめの時間帯は「朝～昼間」です。特に剪定をする際には湿度の高さもその後のリスクに関わってきます。湿度が高いと剪定後の切り口が乾きづらくなり、病原菌が入り込む原因となってしまう可能性があります。夕方から夜にかけて湿度が上がる場合が多いため、「湿度が低くなる朝～昼間」の時間帯が剪定に特におすすめの時間帯と言えます。

少しご紹介しましたが、剪定におすすめの時期は樹木によっても異なります。ただざっくりと「常緑樹」と「落葉樹」、「常緑針葉樹」によってそれぞれおすすめの剪定時期が分かれているためご紹介させて頂きます。

・常緑樹のおすすめ剪定時期

1年中緑色の葉をつけて青々とした姿を楽しませてくれる常緑樹のおすすめの剪定時期は3月～4月の芽吹き前か5月～6月の芽吹きが落ち着いた時期です。一方で冬の時期の剪定は避けましょう。常緑樹は冬にも光合成をしてその時必要な養分を作っていますので蓄える事が得意ではありません。冬の時期には光合成で作る事ができる養分も減るため、常緑樹は寒い冬の時期の剪定は避けた方が良い場合が多いです。

・落葉樹のおすすめ剪定時期

秋から冬にかけて葉を落とす落葉樹のおすすめの剪定時期は12月～2月です。12月～2月は落葉樹が葉を落として休眠している時期であり、成長が止まっている時期でもあります。成長が止まっているため剪定をしても切り口から出る養分も少なくて済む他、葉が無い分枝ぶりがよく分かるため剪定しやすいです。

・常緑針葉樹のおすすめ剪定時期

細長い葉が特徴の常緑針葉樹のおすすめ剪定時期は芽吹き前の3月～4月です。常緑針葉樹は寒さに強い種類が多いため冬の剪定もできますが、芽吹き前の春先に剪定を行うことで綺麗な樹形を保ちやすいです。

気温も湿度も高くなる真夏の時期は多くの樹木にとっても過酷な時期で、できるだけ剪定を避けた方が良い時期でもあります。また夏の時期は樹木がぐんぐん成長する時期でもあり成長のために多くの養分を使っており余裕が無い場合が多いです（春に成長する樹木も真夏の時期には養分が減っている状態です）。そこに更に剪定を行ってしまうと切り口の修復に更に養分が必要となり、樹木が弱る原因となってしまう可能性があります。もしどうしても真夏に剪定を行いたい場合には最低限不要な枝葉を落とすのみの軽剪定にとどめるようにしましょう。

樹木を剪定するのにおすすめの時間帯や時期についてご紹介してまいりました。剪定をする場合には夕方～夜の時間帯よりも朝～昼間の時間帯がおすすめです。湿度の高い日は避け、からっとしている湿度の低い日に剪定を行いましょう。

もし庭木の剪定を自分で行うのに不安がある場合にはプロの造園業者にお任せするのもおすすめです。神戸市の造園業者「塩崎造園」では理想のお庭づくりのお手伝いの他にも剪定や除草などのお庭の管理の業務も賜っております。庭木にとっても最適な方法で剪定を行いますので大切な庭木もお任せください。