プロが教えるサザンカ剪定の極意!美しい花を保つ秘訣とは?
2024/12/13
こんにちは!神戸市の造園業者「塩崎造園」です。
本日はサザンカの剪定についてお話させて頂きます。サザンカはツバキ科の植物で冬の時期に花をつけます。花の少ない冬の時期に華やかな花を咲かせるサザンカは庭木としても人気の高い植物だと思います。放任しても比較的樹形は整いますが、剪定をおこなうことで木を丈夫に育て美しい花を育てることにつながります。ここではサザンカの特性と剪定方法について解説していきます。
目次
サザンカとは
種類や気候によっても差はありますが、サザンカの開花時期はおよそ10月から2月で淡いピンク交じりの白色や赤やピンクなどの花をつけます。サザンカは水はけのよい酸性の土壌を好み、日差しが強い場所でも日陰でも育ちますが西日は植物にとっては強すぎるので注意が必要です。耐寒性はありますが、ツバキよりもやや寒さに弱い傾向があります。ツバキとよく似ていますが、葉がツバキに比べると小さく縁にギザギザがあります。また一番大きな特徴は花の散り方で、花ごと落ちる椿に比べてサザンカは花びらが一枚ずつ落ちていきます。
サザンカの剪定方法
剪定時期
サザンカの剪定時期には、花が終わった2月から4月頃が適しています。6月以降は花芽を落としてしまう可能性があるため、剪定は避けた方が良いでしょう。
古くなった太い枝を切る
古くなった枝には花芽はつかないので、付け根の部分で切り落とします。また樹木の上部の葉が生い茂っている部分から飛び出している枝も切り落とすことで花芽をつける枝を増やすことができます。
不要な枝を切る
混み合っている枝や内向きに伸びた枝、絡み合っている枝などは切り落とすことで樹木の中の日当たりや風通しを良くすることにつながります。
不要な枝の見極め方
剪定をおこなう際には不要な枝かどうか見極めることが重要です。必要な枝の成長の邪魔になったり樹形を崩す枝は剪定が必要です。この不要な枝が残っていると日当たりが悪くなったり必要な枝に栄養が行き届かなくなってしまいます。不要な枝をいくつか紹介するので参考にしてみてください。
・並行枝
ほぼ同じ方向に伸びている太さや長さが同じくらいの枝は、他の枝とのバランスを見てどちらかを根元から切り落としましょう。
・ふところ枝
木の上部の葉や枝が集まっている場所の内側に出ている弱い枝は切り落とします。
・下がり枝
下に向かって伸びている枝も不要な枝になります。
・徒長枝
真上に伸びすぎた枝のことで、雨や風で折れやすく害虫の温床になりやすいため切り落とした方が良いでしょう。
・同ぶき枝
幹から生えた枝のことで、樹木の上部に栄養が行き届くことの妨げとなるため早めに剪定すると良いでしょう。
剪定するときの注意点
枝を切り落とし過ぎてしまうと木を弱らせてしまい、1年くらい花をつけなくなってしまうこともあるため注意が必要です。剪定をおこなうときは、風通しや害虫の影響を受けやすい内側を中心におこなうと良いでしょう。また剪定時期を守り、花が咲き終わってから剪定をおこなうと花つきをよくすることにつながります。
まとめ
サザンカの剪定についてお話させて頂きました。サザンカは剪定をおこなわなくても比較的樹形を保つことのできる樹木ですが、放っておくと日当たりや風通しが悪くなり弱ってしまうリスクもあります。そのため、剪定をすることで樹木の健康を保つことにつながるのです。しかし剪定によって枝を切り落とし過ぎてしまうと、弱らせてしまったり花をつけなくなってしまうことがあるため注意が必要です。剪定時期に気を付けたり、不要な枝をきちんと見極めることで樹木の健康を守る工夫をしてみてはいかがでしょうか。
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塩崎造園
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