剪定後に切り口が「黒くなる」?その原因や対処法について解説
2024/12/22
こんにちは。神戸市の造園業者「塩崎造園」です。
庭木の剪定を自分で行ったところ、剪定後に枝や切り口が黒くなってしまった経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。中には放置しても大丈夫かな?どうして黒くなったんだろうと疑問や不安に思われている方も少なくないかと思います。実は剪定後に切り口の表面が黒くなる事はそこまで珍しい事ではありません。そこでここでは剪定後に切り口が黒くなる原因を中心に、剪定後に剪定した箇所が黒くなる理由や対処法についてお話させて頂きます。
目次
剪定後に剪定箇所が黒くなる原因
・腐朽菌が入ってきている
剪定後の切り口に黒いぶつぶつができていたり枝の中央部分が黒くなっている場合には切り口の傷の部分から腐朽菌が入り込んできていることが考えられます。植物は通常傷がついたり折れたりした場合にはそこから腐朽菌が入り込んで黒くなります。ただ健康な樹木であれば入り込んだ箇所から広がることはないためそこまで心配はいりません。
・切った枝には水分がいかないため
剪定を行う際に枝を根元から切らずに少し根元を残して切った場合に残った根元が黒くなり枯れる事があります。植物は生きている枝に水分を送るため、切られた枝には通常水分はいきません。そのため切られて残った枝の残りは黒くなって枯れていきます。
剪定後に剪定箇所が黒くなったらどうすればいい?
・断面が黒ずんでいる場合は通常気にする必要はない
樹木が元気であれば切り口が黒くなったとしても広がる事はないためそこまで心配ありません。ただ樹勢が弱ってくると腐朽菌を抑え込む事ができず広がってしまい、幹の中が空洞になってしまったりなど被害を受けてしまいます。もし不安な場合には黒くなっている部分を黒さが無くなるまで少し削ったり切ったりした後に傷口を癒合剤などで保護することをおすすめします。
・切った枝の残りが枯れている場合は根元から切る
剪定して残った枝は通常枯れてしまいます。残していても良い事はなく枯れが広がってしまう可能性もあるため、根元から切ってしまうことをおすすめします。
剪定後に剪定箇所が黒くならないようにするには?
・不要な枝は根元からしっかり切る
剪定後に剪定箇所が黒くなってしまわないようにするには不要な枝は根元からしっかり切る事です。根元を少しだけ残していても見た目にも良くありませんし、通常切られた枝は水分を送られずに枯れてしまいます。残していても良い事は無いため、不要な枝の剪定を行う場合には根元近くで切るようにします。
・殺菌消毒したハサミを使う
剪定を行う際には殺菌消毒した道具を使う事も大切です。病気の植物の剪定に使用した道具を使いまわすと健康な植物まで切り口から病原菌が入り込み病気になってしまう可能性があります。そのため剪定を行う際には必ず殺菌消毒した道具を使用するようにしましょう。
・切り口は癒合剤などで保護する
剪定後の切り口をそのままにしているとそこから病原菌が入り込むなどして切り口が黒くなる原因となる可能性があります。切り口から病原菌が入り込んでしまうことを阻止し傷口の治りを早くするためにも切り口は癒合剤などで保護することが大切です。
まとめ
剪定後に切り口や剪定箇所周辺が黒くなる原因や対処法などについてご紹介させて頂きました。剪定後に切り口の表面が黒くなる事は珍しい事ではありませんが、樹木が健康を損ねていると枯れの原因となってしまう可能性があります。もし切り口が黒くならないようにしたい場合には剪定に使用する道具は殺菌消毒を行ってから使用し、切り口も癒合剤などで保護するように心がけましょう。
剪定は「塩崎造園」まで
もし自分で剪定を行う事に不安がある場合にはプロの業者に依頼することをおすすめします。神戸市の塩崎造園ではお庭づくりから剪定などのお庭の管理までお庭に関するご依頼を幅広く承っております。お見積もり無料ですのでお気軽にご相談ください。
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塩崎造園
兵庫県神戸市東灘区西岡本1丁目14‐20-210
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