桜の剪定は難しい？適切な時期やポイントについて解説

こんにちは！神戸の造園業者「塩崎造園」です。

本日は桜の剪定について。春になるとたくさんの花を咲かせて美しい姿を楽しませてくれる桜ですが、実は病害虫に弱く繊細な樹木であることをご存じでしょうか？桜は剪定時期や剪定方法を誤ってしまうと弱ってしまったり枯れてしまう可能性があるため、慎重に剪定を行う必要があります。ここでは桜の剪定時期や剪定の際の注意点についてお話させて頂きますので、お庭に桜の木を植えている方やこれから植えようかと考えている方は参考にしていただければと思います。

・桜の剪定は落葉後の11月が適期

桜の剪定時期は落葉後の11月です。落葉後の桜は休眠期に入っており栄養を蓄えて生長を止めている状態ですので、枝を切り落としても樹液が流れづらく剪定によるダメージにも耐えやすいです。また11月は寒さの厳しい真冬や開花直前の早春を避けた時期ですので、桜を剪定するのにベストは時期と言えます。ただ、場合によっては12月～2月にも剪定を行う事ができます。桜は繊細な樹木ですので出来る限り剪定時期を守って適切に剪定を行う必要があります。

桜は剪定が必要です。『桜切るばか、梅切らぬばか』という故事を聞いたことがある方は桜は剪定をしてはいけないと思ってしまうかも知れませんが、桜の木は剪定せずにいると枝が混みあってきて病気の原因となったり風通しが悪くなってしかい害虫の発生原因となってしまう可能性があります。そのため桜の木であっても不要な枝は剪定して桜の健康を維持する必要があります。しかし確かに桜は繊細な樹木ですので剪定方法によっては弱ってしまったり枯れてしまったりする原因となります。以下で桜を剪定する際の注意点をご紹介いたしますので参考にしていただければと思います。

・切り口は90度になるようにする

桜を剪定する際には切り口は必ず90度になるように切ります。斜めに切ってしまうと切り口が大きくなってしまう他、雨なども受けやすくなってしまい病原菌が入り込む可能性があります。

・剪定時には「バークリッジ」に気を付ける

「バークリッジ」とは、枝の付け根にあるシワのようになっている部分の事を指します。この「バークリッジ」は傷口から入り込んだ菌を食い止める役割を持っており、「バークリッジ」を傷つけてしまう事は枝ではなく幹を傷つけてしまう事と同様です。桜の木はただでさえ繊細ですから、この「バークリッジ」は傷つけないように細心の注意を払うようにしましょう。

・剪定道具は消毒済みのものを使用する

桜の木を剪定する際には剪定道具は消毒してから使用するようにしましょう。他の樹木を剪定したままのものを使用してしまうとそこから病原菌が入り込んでしまったりする可能性があります。

・傷口には癒合剤を塗る

桜の木を剪定した際にはどんなに小さな切り口であっても必ず癒合剤を塗って保護するようにしましょう。傷口から病原菌が入り込んでしまうと幹まで犯してしまい枯れてしまう可能性があります。また癒合剤を塗る際には切り口がしっかり全て隠れるように塗りましょう。多少断面からはみ出ても構いません。

桜の剪定についてお話させて頂きました。桜の剪定の適期は桜が落葉して休眠期に入っている11月です。この時期に剪定を行う事で剪定によるダメージを最小にすることができるため、桜の剪定の際にはできるだけこの時期に行いましょう。また剪定道具は消毒してから使用するようにし、剪定後には必ず切り口に癒合剤を塗ってください。適切な時期と方法で行う事で繊細な桜の剪定も成功させることができます。

もし自分で桜の剪定を行うには不安があるという場合や桜の木が高くて剪定に危険を伴うという場合には業者に依頼することをおすすめします。神戸市に拠点を持つ塩崎造園では桜の剪定についても賜っており、適切な方法で作業させて頂いております。ご相談やお見積もりは無料ですのでお気軽にお声がけください。