サッチングを行うのに最適な時期がある?その必要性についても解説
2025/02/11
こんにちは!神戸市の造園業者「塩崎造園」です。
お庭に芝生をひいて管理をする際、「サッチング」という言葉を耳にする事があるかと思います。しかし「サッチングって一体何?」「どの時期に行えば良いの?」とサッチングについてあまり詳しくない方や疑問をお持ちなる方もいらっしゃるかと思います。そこでここではサッチングとは何か、またサッチングを行うのにおすすめな時期やサッチングのポイントについてお話させて頂きます。美しく健康的な芝生を維持するためにぜひ参考にしていただければと思います。
目次
サッチングとは?
・芝生の表面に溜まった「サッチ」を取り除く作業
サッチングとは、芝生の表面に蓄積した「サッチ」を取り除く作業の事を指します。サッチとは、枯れた芝や芝生を刈った後の残骸、根や茎の一部などが積み重なってできた層の事で、適度にある分には問題ないものの、過剰に溜まると芝生の生育を妨げる原因となってしまいます。
・サッチが溜まりすぎるとどうなる?
サッチが蓄積され層が厚くなると、水や空気が土壌に浸透しにくくなり芝生の根に十分な栄養が届かなくなってしまいます。風通しが悪くなることで病害虫の温床となりやすくなってしまい芝生の健康を損なう場合もありますので、適切なタイミングでサッチングを行い、不要なサッチを取り除くことが大切です。
サッチングの必要性
・病害虫発生の予防になる
サッチが厚く蓄積すると水が溜まりやすくなり水はけが悪化してしまうため、湿気が高い状態が続いてしまい病害虫の発生原因となってしまいます。定期的にサッチングを行うことで病害虫の発生を未然に防ぎ、芝生の健康を保つ事に繋がります。
・芝生を健康的に育てるため
サッチングを行う事で芝生の水はけや風通し、日当たりが改善されるため、芝生の健やかな健康を促す事ができます。サッチングは芝生全体を元気にするためにも大切な工程です。
サッチングを行うのにおすすめの時期
サッチングは芝生にダメージを与えてしまう作業でもあるため、行う際には芝生を弱めてしまわないように時期に気を付けて行うようにしましょう。
・サッチングは春と秋に1回ずつ
サッチングを行うのにおすすめの時期は春と秋です。暑さが厳しい夏の時期や休眠期に入る冬の時期はサッチングによるダメージが大きくなりやすいためです。
・年に1回の場合は春に行う
もし年に1回しかサッチングを行えないという場合には春に行うのがおすすめです。春にしっかりサッチングを行っておくことで全盛期である夏にいきいきとした芝生の姿を見る事ができるようになります。
サッチングを行う際のポイント
・やりすぎると逆効果になる
サッチングは行う事で芝生の環境を改善する事ができますが、過度に行うと逆に芝生を傷めてしまい弱らせてしまう可能性があります。そのためサッチングを行う場合は年に2回ほどにしておくことをおすすめします。
・強く掻き出しすぎないようにする
サッチングする場合、特に手作業で行う場合にはあまり強く掻き出さないようにするのもポイントです。軽めに掻き出していくことで芝生へのダメージも少なく作業を行う事ができます。
・スカスカな部分や枯れている部分はサッチング不要
芝生がまばらに生えている部分や既に枯れている部分は逆に地面を傷めてしまう可能性があるサッチングは不要です。
・最低でも年に1回は行いたい
理想は年に2回行う事ですが、もし難しい場合でも年に1回はサッチングを行いましょう。
・植えてから1年経ってない芝生はサッチング不要
植えてから1年経っていない芝生はまだ根が十分に貼っておらず、サッチングを行うと根を傷めてしまう場合があります。またサッチの量も少ないため、サッチングは不要です。
まとめ
サッチングは芝生の健康を維持するためにも大切な作業です。適切な時期に行い、病害虫を予防して芝生の健康的な生育を促しましょう。ただしやりすぎると逆効果になるため注意が必要です。
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