ヤマモモの剪定時期は3月~4月!知っておきたいポイントについても解説
2025/02/13
こんにちは。神戸市の造園業者「塩崎造園」です。
ヤマモモは3月~4月に花びらのついていない穂のような形をした花を咲かせる樹木です。雌雄異株のため雌株の花にはめしべがあり、雄株の花にはおしべがついています。雌株の花も雄株の花も比較的地味なため、気づかない方もいらっしゃるかも知れません。雌株の場合は受粉すると6月~7月頃に1㎝程度の外側がつぶつぶした赤い実をつけます。実は食べる事ができ、そのままでもジャムなどにしても楽しむ事ができます。そんな美味しい実を付けるヤマモモですから、人によってはお庭に植えて実を収穫して楽しみたいと考えている方もいらっしゃるかと思います。ヤマモモは実を楽しむためには適切な剪定が欠かせない樹木でもあるため、ここではヤマモモの剪定時期や剪定のポイント等についてお話させて頂きます。ヤマモモをお庭に植えようと考えている方は参考にしていただければと思います。
目次
ヤマモモの剪定時期は3月~4月
・ヤマモモの3月~4月の剪定
ヤマモモの主な剪定時期は来年開花するための花芽がつく前の時期である3月~4月です。今年の花芽がついているため、花芽の位置に気を付けながら剪定を行います。剪定の際に花が多く咲きそうな箇所(実が多くつきすぎてしまうそうな箇所)を一緒に間引いていくのをおすすめします。
・実はどうでもいいという場合は冬を避ければいつでも剪定可能
もしヤマモモの実はどうでもいいという場合には温かい季節であれば比較的いつ剪定を行っても大丈夫です。ヤマモモは比較的萌芽力が強いため、多少強く剪定を行っても構いません。ただ多くの枝を落としたり大きく樹形を整えるような強剪定を行う場合には真夏は避け、上記の3月~4月頃に行う事をおすすめします。
そもそもヤマモモは剪定が必要?
・放任していると20m以上に育つ場合がある
ヤマモモは剪定せずに放任していると20m以上の樹高に育つ事もある高木ですので、定期的に剪定を行い管理しやすいように高さを調節しておく必要があります。高さを抑えるためには芯止め(ヤマモモの頂点にある高い枝を切る方法)を行います。芯止めを行う事である程度成長を止める事が可能です。
・実付きが悪くなる可能性がある
ヤマモモの大きな魅力はその実にありますが、剪定をせずにいると実をつけすぎてしまい栄養が行き渡りづらくなり実1つ1つが小さくなったり味が落ちたりする可能性があります。またヤマモモは隔年着果という実をつける年とつけない年が交互にくる性質があり、これを回避し毎年実を楽しむためには毎年の間引き剪定が欠かせません。
ヤマモモを剪定する際のポイント
・花芽に注意する
ヤマモモは春に伸びた枝先に来年開花する用の花芽をつけます。花芽を切ってしまうと実を楽しむ事が出来なくなってしまいますので、剪定の際には花芽に注意する他にも花芽がつくための枝先ばかり切らない事も大切です。
・強剪定は裏年に
樹高を大きく変えたりするような強剪定を行うと実がつかなくなってしまう可能性があります。ヤマモモは隔年着果という実をつける年とつけない年が交互にくる性質を持っているため、強剪定を行う場合には実をつけない年である裏年を狙って行うのをおすすめします。
・安定して収穫したい場合は間引きも意識する
ヤマモモには隔年着果の性質がありますが、もし毎年実を楽しみたいという場合には花や実を間引く事を意識しましょう。3月~4月の時点で花芽がつきすぎている枝を切る他、花を手で積んでいくのも大切です。
まとめ
ヤマモモの剪定時期や剪定のポイントなどについてお話させて頂きました。ヤマモモの剪定は来年咲く花芽がつく前の3月~4月の時期に今年の花芽を間引きつつ行うのがおすすめです。
もしヤマモモが高く育ちすぎてしまい自分では剪定を行えない場合や自分で剪定を行うには不安がある場合には剪定の依頼を受けている業者に依頼することをおすすめします。「塩崎造園」ではヤマモモの剪定のご依頼もお受けしておりますので、お気軽にご相談ください。
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塩崎造園
兵庫県神戸市東灘区西岡本1丁目14‐20-210
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