レモンの剪定時期や方法、ポイントとは？｜神戸市の「塩崎造園」が解説

こんにちは！神戸市の造園業者「塩崎造園」です。

本日はレモンの木の剪定についてお話させて頂きます。レモンの木は四季咲き性があり主に5月、7月、9月～11月の時期に爽やかな香りがする白い花を楽しむ事ができます。ただ5月頃がレモンの木の開花のメインで、この時期の花を大切にすることでしっかりした実を収穫する事ができます。そんなレモンですが、温かい地域では1年中花を楽しめたり、低木のため高くなりすぎない点、害虫が付きづらく育てやすい点などからシンボルツリーとしても人気でお庭に植えられている方やこれから植えようと思われている方もいらっしゃるかと思います。そこでここではレモンの剪定時期やポイントについて解説させて頂きますので、参考にしていただければと思います。

レモンの剪定時期は3月～4月です。不要な枝を落とす透かし剪定を行い、風通しや日当たりを良くします。剪定の際、春に伸びた枝は実をつけるためできるだけ剪定しないように気を付けます。

また、レモンはよく実をつける年とあまり実をつけない年を交互に繰り返す性質があるため、調整のために8月中に摘果を行うのもおすすめです。

レモンの剪定方法は樹齢によっても異なります。

【0～1年目のレモン】

基本的に剪定は行わず自由に枝を育て、もし剪定する場合には樹形を軽く整える程度にしましょう。

【2～3年目のレモン】

樹勢が強い場合には地上から垂直に延びている枝を主枝とし、3本伸ばす育て方がおすすめです。主枝とした3本の枝の先端から3分の1の部分を剪定する他、その他の枝は根本から剪定します。またその他、不要な枝の剪定も行います。

【4年目～のレモン】

3年～4年目のレモンは基本的に不要な枝を落とし、樹形を整えるだけの剪定を行います。

・寒さには弱い

レモンには寒さに弱く、－3度を下回ると弱って枯れてしまいます。年々温暖化が進み育てやすい地域は増えてきましたが、それでも寒冷地帯で育てる事を考えている場合には注意が必要です。レモンは鉢植えでも育てる事ができるため、冬場は室内に移動させて管理すると安心です。その際、冷気が来るような窓の近くに置くのは避けることをおすすめします。また地植えで冬を越したい場合には木が小さいうちは特に株全体を寒冷紗で覆うなど対策を行う事をおすすめします。

・トゲには注意する

レモンの木の枝にはトゲがありますので、お子さんが遊ぶようなお庭に植える場合等には注意しましょう。トゲは切り落としてしまっても生育には影響しないため、心配であればトゲは切り落としておきましょう。トゲを落としておくことで風でそよいだ時に果実を傷つけてしまう心配もなくなります。

・乾燥には弱い

レモンは乾燥に弱いため、庭植えにしている場合でも水やりが必要となる場合があります。特に植え付け後1～2年の間は根がしっかり張っていないため定期的な水やりを心がけましょう。

レモンの剪定時期と剪定方法、また栽培のポイントについてお話させて頂きました。レモンは年に数回花を咲かせ、甘くさわやかな香りのする花と黄色の果実を楽しむ事ができる果樹です。適切な時期に適切な剪定を行う事で健康的な生育を促す事ができ、毎年実を楽しむ事ができますよ。虫も付きづらく樹形も綺麗に育ちやすいためシンボルツリーとしてもおすすめです。ぜひお庭にレモンを植えて育ててみてはいかがでしょうか？

もしレモンの剪定時期や剪定方法にお悩みで自分で剪定するのは不安…という場合にはプロの剪定業者に依頼することをおすすめします。神戸市の造園業者「塩崎造園」ではお客様のご要望と樹木の状況に合った剪定プランをご提案しており、お問い合わせから実際の剪定まで10年以上お庭に関する業務に携わってきたプロの職人が行わせて頂きます。ご相談やお見積もりにお金は頂いておりませんのでお気軽にご相談ください！