玉作り仕立ての剪定方法とは?おすすめの樹木についても解説
2024/12/19
こんにちは!神戸市の造園業者「塩崎造園」です。
本日は玉作り仕立ての剪定方法についてお話させて頂きます。皆様は玉作り仕立てがどのような仕立てなのか、またその剪定方法についてご存じでしょうか?玉作りは数ある樹木の仕立て方法のうちの一つで、日本の伝統的な仕立て方法のうちの一つです。丸い形がかわいらしく、和風のお庭だけでなく洋風のお庭にも合う仕立て方法で、庭木の剪定方法として選ばれる事があります。今回はそんな玉作り仕立てについて、どのように作るのか、また剪定方法等についてもお話させて頂きます。
目次
玉作り仕立てとは
玉作り仕立てとは玉物仕立てとも言い、樹形をほぼ丸い形に刈り込む日本の伝統的な仕立て方法のうちの一つです。こうした刈り込みを行う樹形はツゲ等の萌芽力のある常緑樹が向いており、お庭に綺麗に仕立てられた樹木を設置するだけでぐっと雰囲気が出て美観性に優れたお庭にすることができます。
玉作りの剪定方法
玉作りは生長点(樹木の最も高い場所にある部分)を切り、芯を止めて横に枝を伸ばすように促して作ります。横に枝が増えてきたら丸くなるように刈り込んでいき仕立てていきます。
その後のメンテナンスの剪定方法としては以下のような流れで行います。
・形や大きさをどうするのか遠目から決める(アウトラインを決める)
遠目から見て枝葉が伸びている所と凹んでいる所がありますが、凹んでいるからといって凹んでいる所で揃えてしまうといびつな形になってしまうため凹んでいる箇所を基準にはせずに大きさを整えます。
・刈り込み前には太い枝を内側で切り落とす
玉作りを刈り込みで刈り込む前には太い枝等を先に剪定しておきます。その際にはアウトラインよりも内側で切り落とすことで切られた枝も見えづらくなる他、太い枝を切ってしまうことで刈り込みばさみが痛んでしまう事を避ける事ができます。太い枝は切ってしまうと一時的に穴があいたようになってしまうかも知れませんが、芽が成長することでその穴を埋めてくれます。
・刈り込みばさみは左手を固定し、右手を動かして刈り込んでいく
刈り込みばさみを扱う際には左手を固定し、右手を動かして刈り込んでいくようにするのがポイントです。そうする事で刃先がブレることなく綺麗に刈り込んでいくことができます。また細かな部分は柄を短めに持つと作業を行いやすくなります。
・作業後には手やほうきでゴミを取る
刈り込み後には手やほうき等で剪定したゴミを取り除いていきます。その際に少し出ている枝などを見つけたら剪定ばさみなどで剪定して整えます。
玉作りにおすすめの樹木
・ツゲ
ツゲは細かな葉が集まっている樹木で、萌芽力が強く好きな樹形に剪定し楽しめる植物です。玉作りを始めとした仕立てをして樹形を楽しむ事ができるため、庭木としても人気があります。ツゲの剪定の際には樹形を整える他、内部の風通しもある程度考えて剪定を行いましょう。
・コニファー
コニファーとは一般的に針葉樹全体の事を指します。コニファーもものによりますが刈り込んでその樹形を楽しむ事ができます。多くは円錐形に仕立てられますが、玉作りにされる場合もあります。
・イチイ
イチイは放任していると高く育つため高さを抑えつつ樹形を整える必要があります。玉作りはもちろん、玉散らしなどの仕立てでも楽しまれています。
まとめ
玉作り仕立ての剪定方法を中心にお話させて頂きました。玉作りは数ある樹木の仕立て方法のうちの一つで、丸くなるように刈り込まれた樹形がかわいらしい仕立て方法です。丸く仕立てるためには長期間かかり刈り込み回数も多く手間がかかる仕立て方法ですが、お庭のアクセントとしておすすめです。
玉作り仕立ては「塩崎造園」まで
神戸市の造園業者「塩崎造園」では樹木の玉作り仕立てのご依頼も賜っており、ご要望に応じて刈り込みを行い美しい形に仕上げます。定期医的な樹木やお庭のメンテナンスなども賜っているため、お気軽にご相談くださいませ。
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塩崎造園
兵庫県神戸市東灘区西岡本1丁目14‐20-210
電話番号 : 080-6121-4344
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