ピラカンサの剪定時期とは？その特徴やポイントについても解説

こんにちは！神戸市の造園業者「塩崎造園」です。

本日はピラカンサはお庭に植えて生垣や鉢植えとしても栽培される事のある樹木です。「トキワサンザシ」「タチバナモドキ」「カザンデマリ」の数種類がまとめられてピラカンサと呼ばれていますが、一般的にピラカンサと呼ばれると「トキワサンザシ」を指し示す事が多いです。美しい果実やかわいらしい花、また青々とした葉に特徴があり、一年を通して鑑賞性がある他比較的丈夫で特別に管理しなくてもよく育つため庭木として育てる事を考えられている方もいらっしゃるかと思います。しかしピラカンサは枝葉を良く伸ばすため定期的に剪定を行わないと樹形を大きく損ねてしまう事も。そこでここではピラカンサの剪定時期や剪定のポイントについてお話させて頂きますので参考にしていただければと思います。

ピラカンサは放任して育てても3メートルほどで高さが止まる常緑低木です。青々としていて小型で厚みと艶のある葉を持ち、5月～6月には白くて小さな花をたくさん咲かせる他10月～12月頃には赤く熟した実をつけます。白い花や赤い実と青々とした葉とのコントラストが美しい事や比較的育てやすい事から庭木や生垣としても植えられる事があります。またピラカンサはバラ科のため枝にはトゲがあります。実は野鳥が実を食べにくる事があるため誘鳥木としても楽しむ事ができます。

・ピラカンサの春（3月～4月）の剪定

ピラカンサは花も実も鑑賞性が高くまた実が成っている間に次の花芽を付けるためどの時期に剪定を行ってもある程度花や実に影響を及ぼしてしまいます。ただ秋ごろにできた花芽は3月頃になると比較的分かりやすい状態になっているため、花芽を切りすぎないように意識して剪定を行う事ができます。

・ピラカンサの開花後（6月～9月）の剪定

ピラカンサは開花後にも剪定時期があります。夏の生長期にあたるため、剪定後にもよく芽吹きます。もし強剪定をする場合にはこの時期がおすすめです。ただ実を楽しみたい場合にはここで枝葉を落としすぎてしまうと結実に影響が出るため注意して剪定を行いましょう。

・樹形を維持するためには定期的に剪定をする必要がある

ピラカンサは萌芽力が強く枝も良く伸びるため、放任しているとほうぼうに枝を伸ばして樹形が乱れてしまいます。そのため樹形を維持するためには定期的な剪定を行いましょう。

・どの時期に剪定しても花付きや結実への影響は免れない

ピラカンサは5～6月に開花し10～12月に結実、またその間11月に来年咲くための花芽を付け始めます。そのためどの時期に剪定を行ったとしても花付きや結実への影響を免れる事はできません。花芽は伸びた枝の付け根付近にある短い枝につくため、5～6芽残して伸びた枝を切り詰めましょう。

・大きさを抑えたい場合は切り詰める

上記で剪定を行っていると徐々に大きく育ってきます。そのためもし大きさを小さくしたいという場合には花付きや結実に影響が出る（数が減る）ことを覚悟して大きく切り詰めるようにしましょう。ピラカンサは萌芽力が強いため真冬や真夏を避ければ比較的いつでも強剪定が可能です。

・枝の棘には注意する

バラ科であるピラカンサは枝に棘があります。剪定を行う際には引っかけたりしてケガをしてしまわないよう気を付けましょう。

ピラカンサの特徴、また剪定時期や剪定のポイントなどについてお話させて頂きました。ピラカンサは花も実も鑑賞性が高いため、剪定時期や方法には気を付ける必要があります。もし自分で剪定するには不安がある…という場合には剪定を請け負っている業者に依頼するのもおすすめです。神戸市の造園業者「塩崎造園」ではお客様のご要望や樹木の種類や状態に合わせた適切な剪定をご提供いたしますのでお気軽にご相談ください。