造園をする際にも行う事のあるマルチングとは?その効果や注意点について
2024/12/30
こんにちは。神戸市の造園業者「塩崎造園」です。
本日は造園の際に行う事もあるマルチングについてお話させて頂きます。マルチングについて、家庭菜園をしている方などは聞いたことがあるかも知れませんね。マルチングは正しく行うことで庭木や植物を健康的に成長させたり管理のコストを下げる事ができるため、ご紹介させて頂きます。
目次
そもそも「マルチング」とは?
マルチングとは、植物が植えてある根元を覆うようにビニールなどを敷いたりわらなどを敷く事を指します。「マルチ」とも呼ばれるこの作業は植物の根元を覆う事で土の乾燥を防いだり与えた肥料等が流れてしまったりすることを抑制する効果があります。害虫が付きづらくなる効果なども期待できるため、造園の際にも取り入れる事でお庭の管理をしやすくしてくれます。手間を減らして健康的な植物を育てたいという方におすすめです。
造園でマルチングをする効果
・保温効果
マルチングは土壌を覆うことで温度を安定させる効果が期待できます。例えば冬等の寒い時期にはマルチングしてあることで冬の寒さから土を保温することができ、植物の根を守る事につながります。
・雑草の予防
マルチング材で地面を覆う事で太陽光を遮断し、雑草の種が発芽したり成長することを防ぎます。造園の際にマルチングを行う事で草取りの手間も減るため、管理コストも下げる事につながります。
・土地の乾燥を防ぐ
マルチングを行うことで土壌の水分が蒸発する事を防ぐ効果もあります。特に真夏の時期などには土壌が乾燥しやすいですが、表面が覆ってあることで一定の湿度を保つことができます。
・肥料などが流れてしまうことを防ぐ
強い雨を受けると肥料が土壌表面から流れてしまいますが、マルチングを行う事によって土壌を安定させる事に繋がります。
・植物への泥はねを防ぐ
マルチングを行うことで雨や水やりの際に泥が植物に跳ねてしまう事を防ぐことができるため、植物の茎や葉を清潔に保つことができ、病気の予防に繋がります。
・マルチング材によっては防虫効果も
マルチング材の色等によっては防虫効果も期待できます。例えば黒いビニールのマルチング材を使用することでアブラムシなどを寄せ付けにくくなります。
・おしゃれなお庭にする事もできる
マルチングの様々な効果についてご紹介してきましたが、使用するマルチング材やマルチングを行う植物によってはおしゃれな雰囲気にすることができます。造園の際にお庭の植物のマルチングを行うのもおすすめですし、室内の観葉植物を木材や石材などでマルチングすることで雰囲気を変える事ができます。
マルチングの注意点
・肥料を与えにくくなる
マルチングを行うと植物の根元が覆われてしまうため、追加で肥料を与えにくくなります。もし追加で肥料を与える際にはマルチング材の一部を切ったりする必要がある可能性があります。
・マルチング材によっては害虫の発生原因となる場合がある
バークチップなど、マルチング材によっては虫や付きやすく害虫の発生原因となる可能性があります。
・土の表面と密着させる
ビニールのマルチングシートを使用する場合にはマルチング材を土壌表面と密着させるのがポイントです。土壌とマルチングシートとの間に隙間があると隙間から雑草が生えたり害虫が入り込んでしまう可能性があります。
・マルチング後の水の与えすぎには注意
マルチングを行うと土壌の水分が保持しやすくなるため、水の与えすぎには注意する必要があります。水をあげすぎてしまうと根腐れなどの原因となってしまう可能性があります。
・マルチング材によってはゴミになる
ビニールのマルチング材を使用すると使用後には使いまわせないためゴミとなってしまいます。
まとめ
造園の際に行う事のあるマルチングについてご紹介してまいりました。マルチングを行う際に使用する素材には様々な種類がありそれぞれにメリットやデメリットがあるため、もし造園の際に迷う場合には業者へ相談してみることをおすすめいたします。
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塩崎造園
兵庫県神戸市東灘区西岡本1丁目14‐20-210
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