造園で叶える雑木の庭とは？そのメリットやデメリットについても解説

こんにちは。神戸市の造園業者「塩崎造園」です。

造園について検討する際には様々な種類のお庭について検討される事と思います。そしてその中で「雑木の庭」についても検討される方も少なくないかと思います。しかし雑木の庭といっても一体どんな庭なのか、またそのメリットやデメリットについて不明に思われる方もいらっしゃるかと思いますので、ここでは自然な雰囲気が人気な雑木の庭について具体的にどのようなお庭なのかを中心にそのメリットやデメリット、造園する際のポイントについてお話させて頂きます。

雑木の庭とは、1本のシンボルツリーを中心にデザインするお庭とは違い、様々なスタイルのある造園の中でも複数の種類の木を組み合わせてより自然に近い雰囲気を再現しているお庭の事を指します。日本の里山や自然林をイメージさせるような雰囲気のお庭で、植える樹木によって1年を通して四季折々な変化を楽しむ事が出来る癒される空間にすることができます。また生態系を取り入れる事で鳥や虫が訪れるお庭にする事もできます。

雑木とは特定の品種を指すものではなく、里山や森林などで見られる多種多様な樹木の総称です。自然に混生する落葉樹や常緑樹を含む樹木全般を差し、それぞれ個性的な葉や花、樹形や季節ごとの姿を持っています。雑木の庭の造園ではこれらの樹木を組み合わせて自然な雰囲気となるようにデザインを行い施工します。

・ナチュラルな自然を楽しむ事ができる

雑木の庭は自然そのものの美しさを楽しむ事が出来る点が大きなメリットです。樹木の種類や配置の工夫によって柔らかな雰囲気を作り出す事ができます。また雑木の庭に限りませんが造園は出来上がりが完成ではありません。樹木が生長することで庭全体の雰囲気が変化し、月日を重ねるごとに味わい深くなっていくのも雑木の庭の魅力です。

・四季の移ろいを感じる事ができる

雑木の庭には様々な種類の樹木を植える事で春の新芽や夏の葉の深い緑、秋の紅葉や冬の落葉といった四季折々の変化を楽しむ事ができるようになります。樹木の選び方次第で1年を通して様々な景色を楽しむ事が出来る点も雑木の庭のメリットです。

・日よけとしても機能する

雑木の庭は日差しを和らげる自然な日よけとしても活躍します。特に落葉樹を植える事で夏は強い日差しの日よけになり冬は落葉するため日差しを遮らず貴重な日差しを取り入れる事ができるようになります。

・高木を植える場合には注意が必要

雑木の庭を造園する際、高木を植える場合には注意が必要です。場合によって高く育ちすぎてしまってお庭全体のバランスが崩れてしまったり日差しを遮りすぎてしまったり、またメンテナンスも大変になってしまう可能性があります。

・根の強さも考慮する

雑木の庭に限りませんが、植栽した樹木が地中でどのように成長するのかも考慮する必要があります。場合によっては建物や配管に影響を及ぼしてしまう可能性があります。また深く根付かない樹木の場合には強い風に弱く台風時などに倒れてしまう可能性がある点も考慮しましょう。

・メンテナンスを怠ると近隣住民と問題になる可能性

雑の庭は自然の魅力を楽しむ事ができる一方で美観を整え常に管理しやすい状態にしておくためには定期的に剪定などのメンテナンスを行う必要があります。もし定期的なメンテナンスを怠ってしまうと庭木が育ちすぎてしまい近隣住民とトラブルとなってしまう可能性があります。

・落葉樹と常緑樹を混ぜて植える

雑木の庭を造園する場合には落葉樹だけでなく常緑樹も混ぜて植えることをおすすめします。季節を感じられるお庭にしたいという場合には落葉樹だけに注目してしまうかも知れませんが、常緑樹も植えておく事で冬場にも緑を楽しむ事ができ、バランスの良いお庭にすることができます。また植栽の際には落葉樹を多めにすることをおすすめします。

・様々な個性を持つ樹木を配置する

雑木の庭をより魅力的なお庭にするためには樹形が整っている樹木だけでなく個性的な樹形をしている樹木や様々な高さのある樹木を取り入れる事で立体感のある魅力的なお庭にすることが出来ます。

雑木の庭とはどのようなお庭なのか、またそのメリットやデメリットについてお話させて頂きました。雑木の庭は和風や洋風といったテイストにとらわれない自然なお庭である点が魅力のお庭です。ぜひ様々な樹木を取り入れて理想のお庭にしてみてはいかがでしょうか？

神戸市の造園業者「塩崎造園」ではお客様のご希望に合わせたお庭づくりを心がけております。「雑木の庭を作りたい」という場合にも承りますので、ぜひお気軽にご相談頂ければと思います。